岡山芸術交流2022パブリックプログラム「子どもナビと楽しむアートツアー」
概要
2019年に引き続き、子どもたちが 独自の視点で作品を鑑賞し、理解を深めてナビゲートするアートツアーを実施した。
子どもナビゲーターは大人をナビゲートできるように、事前ワークショップで作品の見方や考え方を学び、自分の言葉で作品の魅力を伝え、参加者の意見を引き出す声かけなどの練習をして本番に臨んだ。対話によって視野が広がり、アートの前では大人も子どもも平等であることを実感できるツアーとなった。
「子どもナビと楽しむアートツアー」本番までの流れ
01ワークショップへ参加
1回目の事前ワークショップで、対話型鑑賞導入のアートゲームをしてから実際に作品を鑑賞。感じたこと、考えたことを共有しあう。
02ナビシートを記入
宿題として、約1か月後の2回目の事前ワークショップまでに「ナビシート」を記入。作品について理解を深める
03ツアーの予行練習
ツアー前日、事前ワークショップで選んだ作品のなかから自分がナビゲートする作品を決め、ツアーの予行練習を行う。
04参加者と作品を鑑賞
ツアー当日、受付から開会のあいさつ、ツアーの諸注意なども子どもナビが担う。チームに分かれて、参加者とともに作品を鑑賞。
詳細
①子どもナビと楽しむアートツアー 事前ワークショップ1
場所:岡山市民会館103号室―旧内山下小学校会場
日時:2022年10月16日(日)9:15〜12:00
参加者:子どもナビゲーター 19名、子どもナビOB1名
スタッフ:7名
②子どもナビと楽しむアートツアー 事前ワークショップ2
場所:岡山市民会館103号室―旧内山下小学校会場
日時:2022年11月5日(日)9:15〜12:00
参加者:子どもナビゲーター 17名、子どもナビOB・OG2名
スタッフ:8名
③子どもナビと楽しむアートツアー 本番 午前の部
場所:岡山市民会館103号室―旧内山下小学校会場
日時:2022年11月6日(日)9:45〜12:00
参加者:大人17名、小学生2名
子どもナビゲーター:9名、子どもナビOG:1名
スタッフ:10名
④子どもナビと楽しむアートツアー 本番 午後の部
場所:岡山市民会館103号室―旧内山下小学校会場
日時:2022年11月6日(日)13:15〜15:30
参加者:大人15名、小学生2名
子どもナビゲーター:9名、子どもナビOB:1名
スタッフ:9名
アンケート
ツアー参加者(10代〜60代)
さまざまな考え方や見方があることに気づいた。
子どもの視点から意見が聞けて、アート鑑賞の奥深さを実感することができた。
年齢を問わずいろいろな人と交流をすることで、新しい発見があった。
子どもナビゲーター
最初はアートが好きではなかったが、好きになることができた。
今まで自分の考えと人の考えを重ねたり結びつけたりしたことがなかったのでよかった。
最初は不安だったけど、一生懸命ナビをしたら、自分でも驚くほどできた。
大人のいろいろな意見や感想を聞いて、いい経験になった。
子どもナビゲーター保護者
現代アートのことを子どもと話すきっかけをもてた。
子どもの成長を感じることができた。
アート好きなお友達ができた。
子どもがさまざまな方と交流できる場がもてたことがよかった。
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